前回の記事では、フェリーの障害者割引は旅客運賃が半額になる仕組みをご紹介しました。ただ、車ごと乗船する場合は話が変わってきます。
この記事では、車両運賃まで安くなるフェリー会社と、その条件をまとめました。マイカーで旅行を計画している方は、ぜひ参考にしてください。
フェリーの多くは、車の運賃までは安くならない
「障害者割引=車も安くなる」と思っていた方、実はそうとは限りません。
多くのフェリー会社では、障害者割引の対象は旅客運賃のみです。車両運賃には適用されないケースがほとんどです。
たとえば前回ご紹介した商船三井さんふらわあは、旅客運賃50%割引に加えて車両運賃も10%割引になる、珍しいタイプでした。それでも半額とまではいきません。
一方で、青函フェリーのように自動車運賃は割引の対象外、と明記している会社もあります。車ごと乗る予定がある方は、乗船前の確認が欠かせません。
オレンジフェリー(東予〜大阪/新居浜〜神戸)なら、車も半額になる
「車ごと乗るなら、少しでも安く済ませたい」。そんな方に知っておいてほしいのが、オレンジフェリーの関西航路です。
東予〜大阪、新居浜〜神戸を結ぶこの航路では、車両運賃も50%割引になります。旅客運賃だけでなく、車も半額になる点が大きな特徴です。
対象となる手帳は、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳です。等級によって割引の範囲は変わりますが、1種相当であれば介護者1名の運賃も半額になります。
車両の割引は、本人または介護者が運転して乗船する場合の乗用車1台が対象です。同乗者の車を別に持ち込む、といった使い方はできないので気をつけてください。
同じオレンジフェリーでも、九四航路(八幡浜〜臼杵)は対象外
「オレンジフェリーなら、どの航路でも車が安くなるはず」。そう思ってしまいそうですが、ここに落とし穴があります。
同じオレンジフェリーが運航する九四航路(八幡浜〜臼杵)では、車両の割引はありません。旅客運賃のみが半額の対象です。
同じ会社でも、航路によって割引の内容が違います。予約するときは「関西航路かどうか」を必ず確認しておきたいところです。
車の割引を受けるための条件
車両運賃の割引を受けるには、いくつか押さえておきたい条件があります。
- 本人または介護者が運転して乗船すること
- 割引対象は乗用車1台のみ
- 障害者手帳(またはミライロIDなどのアプリ表示)を提示すること
このうち、運転している人が本人または介護者でないと、割引が適用されない点に注意してください。友人や別の家族が運転する場合は対象外になります。
予約するときに気をつけたいこと
「ネットで予約すれば楽だから」と思って進めたら、割引が反映されなかった。そんな声も見かけます。
障害者割引は、ネット予約の画面上で自動的に適用されないケースがあります。予約サイトによっては、手帳情報を入力する欄自体がないこともあるためです。
確実に割引を受けたいなら、電話予約が安心です。予約時に「障害者手帳を持っている」と伝え、車両も割引対象になるか一緒に確認しておくと安心です。
当日、窓口で手帳を提示する形でも対応してもらえることが多いです。とはいえ、事前に電話で伝えておいたほうが、当日の手続きがスムーズになります。
まとめ
フェリーの障害者割引は、旅客運賃だけが対象になる会社がほとんどです。車ごと乗る場合は、割引の有無を事前にチェックしておきたいところです。
オレンジフェリーの関西航路(東予〜大阪/新居浜〜神戸)なら、車両運賃も50%割引になります。ただし同じ会社でも、九四航路は対象外なので注意してください。
車での旅行を考えている方は、乗船前に電話で「車両の障害者割引はあるか」を確認してみてください。それだけで、旅の費用をぐっと抑えられます。
この記事が、少しでもみなさんのお役に立てたらうれしいです。
これからも「お得・楽ちん」に楽しめるバリアフリー旅の情報を発信していきますので、ぜひまた遊びに来てくださいね。
0 件のコメント:
コメントを投稿